「かぶ」と「柚子」はどちらも冬の食べ物です。今回は季節の味を楽しめる2つの食材を甘酢で和えた副菜のレシピです。
酢には、内臓脂肪を減らす、血中中性脂肪を下げる効果があるという臨床試験結果があります。
中性脂肪を下げたい方は、酢を使った料理を日々の献立に取り入れてきたいですね。
また、中性脂肪が高い方はエネルギー量や糖質の摂取量を気を付けたいところです。砂糖は料理で使う程度におさえたいところです。
甘酢和えは洋風のサラダなどに比べて油分を使わずに済むため、カロリー控えめになります。
ただし、味付けに砂糖を使っていますから、きちんと計量して必要以上に摂取しないように心がけたいですね。
【栄養価】
エネルギー:32kcal
コレステロール:0mg
食物繊維:1.2g
塩分:1g
脂質:0.1g
【材料(一人分)】
- かぶ 中1個(80g)
- 柚子皮 5g
- 塩 1g
- 柚子果汁 少々(1g)
- 穀物酢 小さじ2(10g)
- 上白糖 小さじ1
【作り方】
- かぶは皮をむいて薄切りにします。柚子の皮はせん切りにします。
- かぶと柚子の皮に塩をふってもみ、少しおいて、出て来た水分を絞ります。
- 柚子果汁と酢、砂糖を混ぜ合わせ、2のかぶと柚子を和えて、味がなじんだら完成です。
組み合わせてできるおすすめの献立
この「副菜」のレシピは、次の「主菜」と「汁物」と組み合わせると、おすすめの献立になります。
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ささみと青じその揚げないカツ
汁物
けんちん汁
このレシピの中性脂肪対策ポイント
お酢メーカーとして有名な「ミツカン」のミツカン中央研究所が行った臨床試験で、お酢を継続的に摂取することで内臓脂肪が低下すること、血中中性脂肪を下げる作用があることが実証されました。
酢は積極的に中性脂肪対策に取り入れたいですね。
ちなみに、有効成分はお酢の主成分の「酢酸」なので、今回のレシピで使っている穀物酢でも摂ることができる成分です。
調理に油を使わないことで摂取カロリーを抑えた副菜になっています。中性脂肪対策としては、カロリー摂取を抑えたいので、余分な油を使わない
柚子には、抗酸化物質のビタミンCが豊富に含まれています。
抗酸化力の強いビタミンCは、活性酸素を除去して動脈硬化を防ぐ働きがあるので、中性脂肪が高い方は摂りたい栄養素です。(中性脂肪の異常は動脈硬化の原因になるため)